没後15年記念として輸入盤で出た12枚組の中のもの
チェリビダッケのブルックナーはとにかくテンポが遅い
という印象がありますが
この第6番はそれほど遅いわけではなく
演奏時間も62分28秒ですからほぼ標準的
(4番 7番 8番 9番 などはかなり遅い)
第2楽章の美しさは格別で
このシリーズの中では4番と並ぶ名演かも
3番以降の曲の中では比較的地味な6番ですが
極端に長い楽章がなくバランスがとれているので
こういう演奏がたくさん出てくれば人気も出るはず
録音:1991年11月29日、ガスタイク・フィルハーモニー、ミュンヘン