午後2時に始まる高石北斎の野望

ハロヲタのための24のガヴォット第2番イ長調 視神経午前2時  

3rdステーション

maiha0022005-02-22

今日はごっちんの 3rdアルバム 
「3rdステーション」のフラゲ日なので
新星堂で買ってきてひととおり聴いてみた。
1曲目でいきなり これ誰の声? って思った。

で あちこちのサイトを覗いてみたんだけど
なぜか全然話題になってない なんでだ?

ライブ日程とかは凄い勢いで広まるのに
かんじんの音楽CDが話題にならないのは
ちょっと淋しい気がする。

1.エキゾなDISCO (嬰ハ短調
いきなりびっくりする声で始まります
こういう声も出せるんですね
賛否両論あるだろうけど
アルバムの1曲目としてはいいんじゃないかな
つんく♂の声はないほうがいいけど

2.さよなら友達にはなりたくないの (嬰ハ短調
同じ調性なので1曲目と自然につながります。
シングルで出ていた曲で聞き慣れているし
ふつうの歌い方に戻るのでホッとしますね
こうやってアルバムの中に入るとなかなかいい曲だと思えます。
(つまりシングルとしてはインパクト不足なんでしょう)

3.横浜蜃気楼 (ニ短調
キーが半音上がってテンションも上がります。
作曲者が つんく たいせー はたけ と続くのが面白い
ギターの人が書くと こういう叩きつけるような曲になりがち
好みとしては好きじゃない

4. シンガポール トランジット (ニ長調
ルートはそのままで長調になります。
3曲続いた短調から長調になることで
霧が晴れたような爽やかさを感じさせます

5. 未来!「幸福」 (変ホ長調
長調のまま半音上がってテンションはさらに上がります
曲の後半でさらに半音上がってホ長調で終わります。

6.渡良瀬橋 (変ニ長調
ホ長調で終わった前の曲を受けて 短三度下の変ニ長調になり
テンションも下がってぐっと落ち着きます。
結局最初の曲と同じルートの長調で前半をしめくくるわけで
曲の配列が実にうまく考えてあるようです。
激しい感情をこめて歌う あやや とは対照的に
あくまでもクールに歌うのが ごっちん らしい 

7.ポジティブ元気 (ニ長調
キーが半音上がってテンションも上がります。
つまり 2曲目から3曲目と同じことをこんどは長調でやってます。
曲もノリがよくっていいんだけど タイトルがいやだなぁ(w)

8.サヨナラのLOVESONG (ハ長調
キーが全音下がって テンションも落ち着き静かなバラード
このあたりの緩急はアルバムとしては重要な要素です。

9. 恋愛戦隊シツレンジャー (ニ長調ロ長調
再びキーもテンションも戻ってニ長調なんですが
サビで長6度もジャンプしてロ長調になります。
この曲が唯一アルバムの品位を下げてるような気がする

10.ステーション (変ホ短調-ホ短調
ルートは半音上がりますが 長調の曲が6曲続いたあとでの短調
とっても新鮮に響きます。 おそらくこのアルバムのベストトラック
でもアレンジがうるさすぎるのと3分30秒くらいで
ホ短調に転調してしまうのが残念

11.19歳のひとりごと (ニ長調
最後の曲の調整がどうなっているか楽しみだったが
ニ長調の静かな曲でアルバムをしめくくっています。
つまりこのアルバムは嬰ハ短調の序奏つきのニ長調交響曲 というわけで
マーラーの5番のような構成になっているわけです。